阪神大震災から20年。


僕にとって毎年初心に帰る日です。


過酷な精神状態に耐えることが出来なかった

あの日に。


世界の真実を写すことを自分の任務とし報道写真家を歩み始めた途端、燃えた瓦礫がくすぶる焦げた大地で、夢を持ったまま天国に逝った仲間達の笑顔が覗くカメラのファインダーに何度も何度もかすめ、とうとうシャッターを押せなかったあの日に。


僕の将来の目的を作ったあの日と毎年この日に灯す希望の光に祈りを捧げる。

どこにも持って行きようのない怒涛の怒りと自然の驚異に愕然とし、楽しく過ごした自分の記憶に押しつぶされてから過ごした空白の半年が過ぎたとき、僕が死ぬまで人に心から喜んでもらえることをしてみよう、と思い立ち絵を描き始めたあの日に。


団扇に絵を描いて配った仮設住宅で出会った方たちに涙を流して喜んでもらったあ

の感動を今でも忘れない。


僕が出来ること、ただそれだけをひたすら一生懸命するだけ。

いつも応援を頂いています皆様に、心より感謝申し上げます。


Cokkun Vich   

                      2015年1月17日